妻を めとらば
才たけて みめ美わしく情けある
友をえらばば
書を読みて 六分の侠気 四分の熱
徘徊先のあちらこちらで
本を紹介されていたので
ちょいとアタクシめも
以前,釣りでの
イチオシを書いたが
今回は,釣りフィクションでのイチオシ
随分前の本だが時々借りに行く
「鮎師」 夢枕獏
![B0BEBBD5-thumbnail2[1]](https://blog-imgs-44-origin.fc2.com/a/s/h/ashitanotamenosono1/201301212033459ed.jpg)
漢字二文字で読み三文字
何とも響きのいいタイトルだ
他の釣りでは、パッとしない
たとえば
鯉師 (いとしこいしが浮かんでしまう)
鮭師 (どうしてもタケシに聞こえてしまう)
鱒師 (笹の葉にくるまれた寿ししか思い浮かばない)
鮎と言えば友釣りだが
昔から愛されてきた魚で
他にも
コロガシ釣り
ドブ釣り
流し毛針釣り
・・・
アタシも一時期はまった
オランダ仕掛けや
餌釣り
赤や金のビーズがついた針を幾本も付けたオランダ仕掛けを玉浮きで流す
面白いように釣れたが,いかんせん血亜由
型がいいのを釣りたいと餌釣りへ
ネットなど無い時代
でも念ずれば通ず
達人に出会い手ほどきを少々
釣果は遠く及ばなかったが
面白い釣りを教わった
何年も使われず
埃をかぶった道具
捨てられないアタシは
いつかやるのだろうか
「鮎師」だった
さすが夢枕獏
余韻というか
本の世界に浸れる
フィクションなので
その川にアタシが立っている
フィクションなのに
現存するその川へ行こうと思っている
内容など書くのは野暮なので
例によってチェックリストだ
6個ついた方は古本屋街へ走るべし
□ 大島優子と前田敦子の名前は覚えたが顔は知らない。
□ 川の釣が好きだ。
□ 「チンチン釣り」と聞くたびに股間を守ってしまう。
□ デジカメの調子が悪くて困っている。
□ 鮎はスイカの香りがする。
□ 女性の目を見て「チンチン釣り」と言えない。
□ 年越しの鮎を知っている。
□ 考え考え考え抜いて釣った一匹がいる。
□ 鮎はキューリの匂いもする。
□ 二尺の鮎と聞いて,しばらく考えてしまう。
楽しめる本だ
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- 2013/01/22(火) 02:02:02|
- 活字者
-
-
針仕事

何を縫っているのかって?
革ジャンのポケット修繕だ
ボクの20年来の革ジャンを
相撲レスラーが着だして
早々に壊したのだ

このくらいの修繕は
お茶の子さいさい,朝飯前だ
小学生の家庭科で習った半返し縫いでちょちょいのちょいと
この手の裁縫はキライでなく
ライフジャケットのファスナー
帽子,グローブの破れ
ロッドベルト改良
ちぎれた数珠の修繕 ジュズ!!?
車いじってたときは
4点式シートベルトも縫ったっけ
・・・
何でもござれだ
器用貧乏とも言うが
思いは込める
ボクが釣りを始めたのは
半ズボンの小学生の頃
使っていた竿は
三本継と四本継の安い竹竿
近所の商店部 文房具の角屋が
釣りブームに乗じて置いた
ビニールに入ったセット物だ
(竹竿を継ぐときは,穂先から節目を交互に ←ココ重要)
輪ゴムで縛って何処へでも持ち歩いた
友だちが親から借りてきた
振り出しグラスロッドは
えらく眩しく見えたが
もっとずっと羨ましく思えたのは
竿の入っていた袋
そう
竿袋
結びを しゅっと解き
竿を しゃっと取り出し
継ぎ目を きゅっと継ぐ
大人の釣師の仕草にあこがれた
イメージ画像

竿袋の形状は特異なモノ
紐を縫いつけてある位置が
他にはない釣竿専用・・・
母親に我が儘いって
縫ってもらったのが
今も手元にある
上手く伝えられず
紐の位置を直してもらったモノだ
お握りは特大
大きいことはいいことだの母だったので
当然,必要以上に長めだ
入っていた竹竿はとうの昔になくなり
件(くだん)のピストル握り型ロッドを
長いこと守ってくれている
千人針にもけして劣らぬ
たった一人の思い針

無くすのは得意なんだが
捨てるのは下手な
ボクの
初竿袋
- 2013/01/12(土) 20:35:31|
- 釣り者
-
-
特にすることもないので
ボクは,読書
活字の世界に身をゆだねよう

えっ
画像画集
ジャンって じゃないかと?
・・・

「橋を見に行こう」
並びストに涙ものの橋の写真集。1年に数日しか拝めない鉄道橋。兵庫にあった鉄橋。見たかったなぁ
「月の空」
月の写真の中でも夜川と月はイチオシである。月と桜,月と大樹。満月の夜川は苦手だが・・・
「東山魁夷」
言わずもがなの風景画。絵画でも月と桜,そして京の屋根並び。ナラビ・・・
「slow boat」
モノクロ写真集。ノスタルジックな町並み。行ったこともないのに記憶がよみがえる
写真一枚,絵画一枚で
ボクの心は無限に広がる。
活字は無いのかって

キーワードは
祖谷,歌舞伎,京都奈良,歌舞伎,オックスフォード大学 米国大不動産会社
歌舞伎以外は
アタシのボクのツボに填った
ボクの知らなかった日本のこと 世界のこと
何より著者アレックスさんの人生が数奇だ
そうだったのかニッポン
一人称
一つ換えれば品格アゲアゲ (アッサゲチッタ)
- 2013/01/04(金) 18:18:18|
- 活字者
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